山歩きの記録
           2012年2月13日 韓国チェジュ島 ハンラ
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シェルパの山行に参加して韓国のチェジュ島の山に行きました。
韓国にはあまり高い山はなくチェジュ島の1950mの山ハンラ山が韓国の最高峰です。
ハンラ山は日本語的な読み方のようで韓国語ではハルラ山の方が正しいようです。
ハンラ山は間違いではなく三姓穴の案内ビデオの日本語説明ではハンラ山となっていました。

ムービーメーカーでムービーを作成しました。表示はここをクリックしてください。

左は前日飛行機から見たハンラ山です。右は海岸近くの公園から見たハンラ山です。


昨日はハンラ山は良く見えていましたが今日は朝から霧雨のような雨です。
5時30分にホテルを出発しハンラ山の城板岳登山口にマイクロバスで向かいました。
下は登山口の店です。朝早くから開いているようです。


ここで準備を整えて出発です。カッパを着たり、青いビニールのポンチョの様なのを店で売っているのでそれを買って使用したりです。アイゼンを付ける人もいました。
私はアイゼンはまだ使いませんでした。
以前は入山料を取っていたそうですが現在は不要です。
城板岳コース図です。


真っ暗の中ヘッドランプを点けて出発です。右のような標識があります。


歩き始めて30分程度経過すると少し周りは明るくなってきました。
右の登山口から3.1K地点で1時間15分経過していました。


最初の休憩所に着きました。右は休憩所の近くのトイレです。
男性用、女性用、それと身体障害者用と思われるトイレが合計10台程度ありました。
この山は世界遺産に登録されていますが日本の世界遺産登録の山も見習ってほしいものです。


私はここでアイゼンを付けました。
しばらく休憩して出発すると登山口から5.1K地点を通過し、次に火口湖があり展望の良いサラオルム展望台入口を通過します(右の写真)。
この入口が登山口から5.8K地点です。展望台へは踏み跡はまだありません。


この地図の火口湖のある所がサラオルム展望台です。


だんだん雪が深くなり坂が急になってきます。
右はサラオルム展望台分岐とつつじ畑休憩所の中間付近です。


つつじ畑休憩所に着きました。雨はほぼ止みましたがまだガスがかかり遠くは見えません。


ここでしばらく休憩しました。広い土間には30人程度の人がいたと思います。
ここで食事ができます。私は日本から持ってきたパンを食べて生姜湯を飲みました。


これがメニューです。カップラーメンは1,500ウォンです。およそ130円程度です。


ゆっくり休憩して出発です。
ここには監視所があり、12時を過ぎると山頂へは出発できません。
この休憩所への到着が12時を過ぎると山頂はあきらめて引き返しとなります。
ここから山頂まで2.3Kですがとても時間がかかりました。
右は山頂までほぼ中間の1K地点の標識です。


この付近はずっと木の階段の様ですが雪の中です。
右の写真の付近は左から強い風が吹き付け立ち止まって踏ん張る場面もありました。
はっきりは分かりませんが10m以上の風速もあったかもしれません。


なかなか山頂が見えずまだかまだかと思っていたら、左に小さな建物が見え山頂はそのすぐ先でした。
この山には韓国の人が沢山登ってますがとても歩くのが早く30人程度のグループも含めて60人か70人に追い抜かれたと思います。
とにかく早いです。追い越すとすぐに見えなくなってしまいます。
追い抜きは一人もなかったと思います。
年齢も若い人が多く平均は40歳よりずっと下だと思いました。
自分のカッパを着ている人もいましたが登山口で売っているビニールポンチョを着ている人も多かったです。
積雪は登山口から山頂までの半分程度は50センチ位で上の方は1m程度だったと思います。
ただ踏み固められているため雪の深さは全く感じません。

韓国の人も日本と同じようで山頂標識の横で場所を交代しながら記念撮影をしていました。


柵の向こうは急坂です。ガスで近くまでしか見えません。
多分この急坂の方向は山頂の火口湖の方向です。1950mピークは火口湖の先のようです。

山頂付近の地図です。青が登山コースです。


左は山頂の近くの建物(避難小屋かも?)です。
この山頂へはもう一つ急坂の観音寺コースがあります。
下りをどちらにするか山頂に着いてから決めるという事になっていましたが、今日は風がとても強く観音寺コースは危ないとのことで来た道を戻ることになりました。
これは現地のガイドさんの判断です。
ガイドさんは山の店シェルパとの付き合いが長く女性3名がガイドに付いてくれました。
何度も日本人をガイドしたことがあり私達の遅いスピードに合わせてくれました。
ガイドさんに韓国の人の平均的な時間を聞くと私たちよりずっと早かったです。


下りも同じ所が風が強かったです。
ガスであまり見えませんが右側はもし落ちるととても止まらない急坂です。
坂が緩やかになり低い灌木帯に入ると風はなくなりつつじ畑休憩所が見えてきました。


ここでしばらく休憩です。薄日が射しているように明るくなって寒くないので外で休憩です。
500ウォンのコーヒーを2杯飲みました。使った紙コップは登山口まで持ち帰りです。


急な坂を下った所のサラオルム展望台入口です。
今度は沢山の踏み跡ができていました。右は登山口まで3.5Kの地点です。


下って行くと一度気温が上がってまた下がってきたためか霧が出たような感じです。


登山口に戻りました。下りは割と早い歩きだったので追い抜かれることもなかったと思います。


休憩を除いた実際の歩行時間を計算してみました。
上りは4時間35分、下りは2時間35分でした。
休憩を含め登山口を出発し戻るまで8時間52分でした。
春などで暖かくなると疲れやすくなるのでもっと時間がかかると思います。
坂は特別に急な所はありませんが長く歩いた後で出あうので疲れます。
1月15日に訓練で歩いたのより楽だったと思いました。

コースタイム 
城板岳登山口(06:34)-登山口から1.6K地点(07:07)-登山口から3.1K地点(07:49)-休憩所(08:09〜08:23)-展望台入口(09:05)-つつじ畑休憩所(09:51〜10:25)-山頂まで1K標識(11:09)-ハンラ山(11:54〜12:13)-山頂まで1K標識(12:35)-つつじ畑休憩所(13:01〜13:25)-展望台入口(13:50)-休憩所(14:15〜14:29)-登山口まで2.6K地点(14:50)-城板岳登山口(15:26)

歩行距離 沿面距離 20.0K 距離 19.6K
累積標高 1,492m 平均速度 2.2km/h


詳しい地図がないのでこんな表示しかできません。
左下の島ががチェジュ島です。緯度は福岡とほぼ同じです。

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。
(承認番号 平22業使、第671号)