山歩きの記録
           2011年8月3日 伯耆大山 ユートピアコース
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蒜山から大山寺は車だと1時間もかからないらしいですが、公共交通機関では大変です。
7時30分頃宿を出て、関金温泉、倉吉、大山口経由で大山寺に着いたのは13時過ぎでした。
時間があるので以前福岡のモンベルにいた人が大山モンベル店にいるので様子見に寄りました。
色々話を聞いて、大神山神社から金門を散策したりして大山自然歴史館に行きました。
ここで館長さんから色々話を聞きました。
夏山登山道とユートピアコースのどちらにするかまだ決めていませんでした。
館長さんは今行くならユートピアがベストに近い状態です、弥山はいつでもいいけどユートピアはそうはいかないとのアドバイスでユートピアコースに決めました。
とても花にも詳しい方で下山後もまた寄って大山の色々な話を聞きました。

朝散歩しました。
左のピークが三鈷峰で右の鞍部に見える四角なのがユートピア避難小屋です。


三鈷峰から弥山への大山全景です。


7時過ぎに宿のみせん荘を出ました。
石畳の道を大山寺の方へ進み、左の大神山神社に向かいました。


大神山神社の右に登山道の入口があります。


少し進むと分岐があり左の下宝珠越の方へ進みます。
途中作業道を横切って進みます。(右の写真)


下宝珠越に近づくと坂は急になりロープもありました。


ここからブナの林を通り少し高度を上げて中宝珠越に着きました。


中宝珠越までは普通の登山道でしたが、これから崩壊した所等を通ります。
左の写真のロープの右側は崩壊して30m程度の高さがあります。
右の写真のようなロープ場もあります。


展望の開けた所から左は弥山側の北壁です、右は三鈷峰の崩壊した斜面です。


アップダウンがありますが次の急坂の途中の岩場を登っている人が見えました。


ユートピアコースではここが一番の難所かもしれません。
ロープの右は切れ落ちてますので慎重に通ります。右は通り過ぎて振り返りました。


左のようなロープ場もあり、右が絶壁のような所の横を通ったりします。


やっと上宝珠越に着きました。ここまで登山者は二人見かけただけでした。
右に下ると砂すべりでユートピアは左です。


左に進むとすぐにロープ場があります。ここも左が崩壊しています。
正面にユートピア避難小屋が見えました。右の写真の中央の四角に見える物。


避難小屋尾根の下を左に進んで行くと三鈷峰との分岐に出ました。
右先には避難小屋が見えます。


ここから登山道の周りはお花畑です。
主な花はオオバギボウシ、シモツケソウ、ナンゴククガイソウです。






避難小屋のすぐ上に岩場があります。象ケ鼻です。近いので行って見ました。
上りも下りも岩の上を通りましたが岩の東側に巻き道があるようです。
右は岩から避難小屋側を見下ろしました。大山でこのような岩場は珍しいのでは?


この付近も沢山花が咲いています。


平日ですがここはお花畑で有名なので20人程度の登山者を見かけました。

下る時に振り返ると象ケ鼻のずっと先のピークに登っている人が見えました。
あれが1636ピークのようです。あそこまでは比較的安全に行けるらしいです。


上宝珠越に戻り砂すべりに下りました。砂すべりに出るまでロープのある急坂です。
この砂すべりは急坂ではないかと心配していましたがあまり急ではありません。
距離も思ったより短かったです。傾斜は基山の草スキ−場程度だと思います。


この砂すべりは私のように膝痛持ちにとっては助かります。
クッションを効かせたようなので石段等に比べると膝への負担が少ないと思います。
滑らないようになった下の方からが歩きにくくなりました。距離も長いです。
途中で上を振り返りました。右は北壁です。


左は元谷ケルンと言われているようです。
右は最後の砂防ダムの所ですがちょっとわかりにくく近くに登山者がいたので教えてもらいました。
上から降りてきて真っ直ぐ砂防ダムを横断するように進みます。


砂防ダム下の広場に出て右に進むと大山寺の標識があり登山道に入りました。


この道を下って行くと朝通ったユートピアコース分岐の所を通り大神山神社に出ました。
上宝珠越から大神山神社までゆっくり歩いても1時間程度でした。
下山にどの程度時間がかかるのかわからなかったので早く降りてしまいましたが、こんなに早いならもっとユートピアでゆっくりすれば良かったと思いました。
水場はありません。500ミリペットボトルを5本持って行きましたが3本飲みました。
14時50分発のバスで米子へ行き、特急で岡山へ、そして新幹線で帰りました。
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山で見た花
ヤマジノホトトギスとクサボタン


イヨフウロとホソバノヤマハハコ


コオニユリとダイセンオトギリ


これは普通のオトギリソウです。ダイセンオトギリはオシベが長いですね。


ミヤマホツツジとナンゴククガイソウ(普通は単にクガイソウと言っているようです)


オオバギボウシとシモツケソウ


コースタイム 
みせん荘(07:04)-ユートピアコース分岐(07:29)-下宝珠越(08:03)-中宝珠越(08:39)-上宝珠越(09:30〜)-三鈷峰分岐(10:00)-ユートピア避難小屋付近散策-三鈷峰分岐(10:55)-上宝珠越(11:12)-元谷ケルン(11:41)-登山道入口(11:54)-ユートピアコース分岐(12:07)-みせん荘(12:27)

歩行距離 8.6K  累積標高 943m


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。
(承認番号 平22業使、第671号)