山歩きの記録
           2008年11月29日 開聞岳
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日帰りで開聞岳でしたが5時半に家を出て帰ったのが23時過ぎでした。
休憩を除いて歩いた時間は4時間半程度でした。
ザックは5.8K程度、水は500ミリの半分程度飲んだのとお茶(340ミリ)で十分足りました。
薩摩富士と言われている綺麗な姿の山ですが、登るのにはその山自身は単調で変化がありません。
こんなこと言うのは贅沢かも知れませんが、私には色々変化がある山の方が好きです。
例えば英彦山のように鬼杉があったり、クサリがあったり、黒岳のように原生林があったり、
岩の山「天狗岩」があったり、登山コースがいくつかあって選択できるような山です。
ただ見下ろした海岸線は素晴らしい眺めでした。遠くは霞んでだめでした。

天気を心配してましたが快晴でした。夜まで雨が降ったそうで、鹿児島に着いた時近くの山の上は
曇がかかっていましたが、山川に着き開聞岳を見ると山には全く雲はかかっていませんでした。


2合目登山口から登りました。

ここから山頂まで2.5合、3合、4合、5合、6合、7合、8合、9合と標識が続きます。
1合目があるのかないのかはわかりません。
標識には「あと3.5K」と山頂までの距離も表示されています。

登山口から5合目付近まではざらざらした火山礫の道が続きます。


丁度、大学の先生が学生を連れて登ってましたが、山頂でこの火山の生成について説明していました。
5合目に着くと少し展望が開けます。


5合目付近からは登山道の様子が変わってきます。火山礫から岩に変わってきます。


玄武岩から安山岩に変わってきてるらしいです。(安山岩は山頂付近だけかもしれません)
6合目、7合目を通過するとだんだん道は狭くなり、左の展望が開けるようになってきます。


下の写真は海を見下ろした所ですが、雲の間から陽がさした所だけきらきらと輝いています。
空の白い雲を見上げているようにも見えます。先の白いのも全部海ですよ。


仙人洞を通過するとしばらくして8合目となります。
仙人洞の標識には「杖・木切れ等の投げ込み禁止」の貼紙がありました。処分が大変なのかも。
所々下の写真のような木の階段が設置されています。これはその中でも長いものです。


9合目標識を過ぎる頃からだんだん道は険しくなります。


一番道が狭い所で42人の降りてくるグループとすれ違いました。
関西から来た人達でした。
通過する間、山側の林の中に入り込んで通過を待ちました。
途中に木の梯子があります。


海岸線を眼下に見下ろします。


山頂まで52m、下山口の標識を過ぎると山頂です。下山口の標識は助かります。
いつも複雑な山頂では着いたすぐに登ってきた所を確かめるようにしてます。


下は山頂標識です。


5合目付近までは汗をかきましたが、その後はゆっくり登ったのと風のためか汗もかかず
息も上がらず山頂に着きました。
ここまで42人のグループを含めて60人程度下りてくる人とすれ違いましたが山頂には誰もいません。
下は池田湖方面と山川方面です。


下は西の海岸線ですが、西方向は登る途中からの方が素晴らしいです。


南の方向は木が邪魔であまり見えません。屋久島、種子島は霞んで見えません。
高千穂も霞んで見えませんでした。

しばらくすると大学生のグループや家族連れの方たちも到着し20人程度になりました。
風が少しあり寒くなったのでダウンを着込みました。
山頂は風はそれほど強くありませんが、上りも下りも梯子付近で一番強く吹いていました。

下は皇太子殿下登山御立所(昭和63年登山で建立は平成2年ですが現在の皇太子殿下?)と
展望案内図の石板です。


山頂で先生が学生に火山の生成について説明していました。


これから学生の後についてゆっくり下りました。
岩に必死にしがみついているような木もありました。

下は下山中の登山路です。


下りでは30人程度の登ってくる人とすれ違いました。
7合目付近より上では道が狭いのですれ違いでは待ちが多くなります。
ゆっくり下って2合目登山口まで戻りましたが、16時25分発の開聞駅発の列車に
間に合うように少し走りました。

下は帰りの車内からの開聞岳です。さようなら開聞岳。


家を出て登山口まで約5時間30分、開聞駅に着いてから家に戻るまで約7時間もかかりました。

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高所恐怖症の一言
7合目を過ぎた岩の所と梯子の先が高度感があり怖さを感じました。
ただ落っこちるような所ではありません。由布岳は落ちるとお終いだと思いましたが。

コースタイム 
2合目登山口(11:00)-3合目(11:14)-4合目(11:29)-5合目(11:45)-6合目(12:02)-7合目(12:19)-8合目(12:40)-9合目(12:59)-山頂(13:18〜13:56)-9合目(14:14)-7合目(14:47)-5合目(15:09)-2合目登山口(15:41)-JR開聞駅(16:02)

歩行距離 8.3K  累積標高 +950m -1039m

地形的には綺麗に拾えると思ってましたが少し飛んでます。
登りの軌跡と下りの軌跡の色を変えてます。上りが青でこちらの方が正しいと思います。
それにしても地図の登山道と随分ずれています。

山頂部分


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号
)