山歩きの記録
           2008年11月16日 鹿嵐山
Top
Back

地蔵峠の景の写真はここをクリックです。

紅葉はだんだん降りてきているのではと思って鹿嵐山(かならせやま)に行きました。
紅葉には早かったのか、遅かったのかわかりません。
タクシーの運転士は一度寒くなって色付いたけどその後暖かくなったと言ってました。
雄岳から先の下りとやせ尾根は結構スリルがありました。

出発地点は第一登山口です。写真の左先のピークが雄岳です。


左に下り橋を渡ると急坂の始まりです。特別に急と言うわけではありませんが尾根まで続きます。
夜、雨が降ったため滑りやすくなっています。


尾根に出て右に進むとすぐに雌岳山頂に着きます。
尾根歩きが短いのでおかしいなと思って後でGPS軌跡を見ると書籍の第一登山口
の位置と登山道は随分違ってました。
山頂は林の中で展望はあまり望めません。下の写真の祠があります。


ここには子供づれのグループの方がいました。水を飲んで休憩し出発です。
急坂を下るとすぐに中央登山口からの分岐です。
下りはまだ雨でぬれているので滑りますがまだ序章に過ぎませんでした。


ここから坂を登るとすぐに雄岳山頂に着きます。
途中では紅葉した落ち葉が道を埋めています。これだけ落ちているので遅いのかと思ったわけです。


山頂は逆コースで歩いてきた福岡からの数人のグループが食事中でした。
曇りでかすんでいるため遠くの展望はだめでした。北側の近くの山は良く見えます。
下は山頂標識と北側の展望です。




食事をしているとグループの方が「滑りますから気をつけて」と言って出発されました。
私も十分休憩したので出発です。
小さなピークを過ぎると急下降の始まりです。
インターネットの情報で急だとわかってましたが想像以上です。


ロープとストックを使い、木をつかんで慎重に下ります。
岩があまりなく土と落ち葉で濡れているのでズルズル滑ります。これが長いです。
私が歩いた内、林の中の下りではここが一番凄いのではないかと思いました。
(比較は大日ケ岳から斫石峠、黒岳から風穴、井原山の洗谷下り等であまりありません)
インターネットで半端じゃないと書いてありましたが確かにそうです。
これに比べると黒岳の風穴への下りも大したことはありません。

やっと平坦に近くなった所まで降り、気がぬけたせいかここでツルっと尻餅です。
この下で登ってくる人とすれ違いましたが外国人が4人いました。
雄岳から第一登山口に戻るまで会った人はこの人達だけでした。

少し平坦な道をあるくと岩のやせ尾根の始まりです。
このやせ尾根は「馬の背」とか「万里の長城」とか言われています。
またここからの景色は「地蔵峠の景」と言われ奇岩、奇峰が左右に現れます。
岩のやせ尾根はいくつか通過しますが下の写真の先から始まります。


最初は楽です。


ここもまだ楽です。




上の写真の先に見える岩の所から振り返って見ました。やせ尾根と雄岳です。


この岩のやせ尾根が今日のハイライトです。


上の尾根の岩のピークを越した先です。


右はそうでもありませんが左は凄い絶壁です。一番高い所で上から覗くと


これが最後のやせ尾根です。こんなのなら安心です。


ここを進むと大きな岩の左を下り地蔵峠の分岐に着きました。


標識に「足を運ばせたもれ」と書いてあったのでちょっと寄ってみました。
地蔵峠にはお堂があり、本耶馬溪と宇佐への標識がありました。
分岐に戻り第二登山口の標識の方へ進むとここからは歩きやすい道です。
第二登山口で車道に出て、中央登山口の横を通過し第一登山口に戻りました。

------------------------------------------
高所恐怖症の一言
今日はスリルを少し楽しみました。
でも後で思い返すと、あそこで足を滑らしていたらとか、つまづいていたらとか
考えると怖くなります。

コースタイム 
第1登山口(11:31)-雌岳(12:31〜12:38)-中央登山口分岐(12:52)-雄岳(13:06〜13:47)-やせ尾根開始(14:31)-地蔵峠分岐(14:58 地蔵峠往復)-第2登山口(15:17)-中央登山口(15:26)-第1登山口(15:40)

歩行距離 5.3K

スタート時はGPS電源入れ忘れで軌跡落ちです。
第一登山口は大分県の山とは随分違うようです。
大分県の山では右下の460ピークより東で登山道は684ピークを通っています。

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号)