山歩きの記録
           2008年8月21日 九重 黒岳縦走
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今日は九重の中でもハードなコースと書かれていた黒岳です。
先日三郡縦走したのはこのための予行演習でした。
三郡縦走の様には歩いた感じはしませんがほぼ同じ程度の疲れでした。
JRで湯平まででしたが駅まで黒嶽壮の方が迎えにきてくれました。

帰りの雨堤から黒嶽壮へ入る分岐がはっきりしないので前日夕方歩いて見ました。
確認して帰ってくるのに往復30分程度でした。
途中でうりぼうが鳴いて逃げて行きました。黒嶽壮で聞くと近くに親がいるかもとのことでした。
親にはまだ会ったことはないけど、突っ込んでくると怖いですね。

宿で弁当を作ってもらい、水場がないので福岡から持参した500ccペットボトル5本を
入れて出発しましたが出発時ザックは6Kg程度だと思います。

初めてのコースなので朝早く出発です。6時35分頃でした。宿の朝食は6時からでお願いしました。

宿の横の登山口を進むとすぐに急な坂となります。
しばらく登ると白泉壮からの道と出会う白水分れに着きます。
この付近から本格的な急登となります。

登山地図には危険のマークがありましたが、思ったほどではなく斫石峠から釈迦ケ岳と同じ程度でした。

しばらくすると北東方向の展望が開けた露岩に着きます。

花牟礼山方向の山の向こうに雲海に浮かぶ由布岳が見えました。
朝早いので見えたと思いますが、ここから先では見ることはできませんでした。

さらに岩場を登って行くと南方向の展望が開けた所があります。前岳まで200mの標識の附近。

右の写真ですが祖母方向だと思いますがはっきりしません。
この方向もここから先ではどの山頂からも霞んで見る事ができませんでした。

ロープが現れしばらく進むと前岳山頂に到着です。仙人岩はどこかわからないままでした。


ここまでは標識がたくさんあり迷うことはないと思われます。

ここから岩のピークと少し低いピークを越して急坂を下ると上台ウツシに着きます。
下の写真は岩のピークを振り返った所と上台ウツシです。


だんだん標識がなくなり急坂を上ると上台と思われる場所に着きますが標識がないのではっきりしません。
ここは展望が良く平治岳の左に三俣山が見えました。右の写真は天狗岩です。


ここから鞍部に下りましたが道がわかりにくくなりました。
ザックに入れたGPSを取り出し軌跡をみると登山道から随分離れているようです。
ここでGPSにチェックポイントを登録しはっきりしていると思われる踏み跡を探し進みました。
チェックポイントは引き返して戻ってくる場合を考えてのことです。
道を探しながらしばらく進みGPSの軌跡を見ると高塚山には少し近づいているようです。
歩く方向を何度も変えると来た道を戻っているような気にもなりました。
さらに歩くとやっと高塚山の小さい標識が見つかりました。
「ガンバレ!!山頂まで10分」の標識もみつかりここからちょうど10分で高塚山の山頂に着きました。


大船はガスに覆われて山頂は見えません。


南東の天狗岩はまだガスに覆われていないので良く見えました。

右がアップした所ですが高所恐怖症の私には登れるか少し不安です。
ここまでは誰にも会いませんでしたがしばらくすると大分県内のご夫婦が風穴から登ってこられました。
いろいろ話して上台からの道のことになると、その地図は古いか間違ってますよと言われました。
その方の持っている地図ではGPSの軌跡通りに少しショ−トカットするようになっていました。

(後日その人が持ってあった地図を書店で探しましたが見つかりませんでした。
 出版社とか聞いてなかったのでわかりません。今になると見間違えたかとも思うようになりました。
 どなたか上台から高塚山間について地図のルートについて何でも掲示板に書いて頂けると助かります。
 下關山岳曾の方のページでのGPS軌跡も私と同じでした。
 やはり地図が間違っているか、別に地図のような道があるのかもしれないです。)


私の持っていたのは国土地理院発行のものです。

もう一人風穴から登ってこられましたが私は天狗岩に向かいました。今日会ったのは3人だけでした。
この時天狗岩はガスに覆われて見えなくなってしまいました。
坂を下ると二つ目の分岐が天狗分れです。
天狗岩の方へ進み岩場に近づいた所でサブザックを使うことにしました。
カッパ上下と、ペットボトル、応急セットなどで軽くしました。
ここでGPSに念のためチェックポイントの登録です。
何もない所の岩陰なのでザックがすぐに見つかるように。

天狗岩へは大きな岩の間を歩くことになり岩にペンキマークがあります。ガスも晴れてきました。

山頂近くで高塚で会ったご夫婦の方が登ってこられました。


この岩登りは思ったほどには急ではなく、すぐ下に取り付き点も見えるのであまり高度感はありません。

岩の部分も見たすぐにはどこから登るのかと思える所でも近づくと足場を見つけることができます。
岩と岩の間は深い所もありますので注意が必要です。
下の写真は天狗岩山頂からです。高塚山とその左は平治岳と思います。

ガスは晴れましたが遠くの展望はありませんでした。
しばらくして下山し天狗分れでおにぎり2個の食事をとりました。

ここから風穴への下りですが、途中シャクナゲ台と呼ばれる平坦な所を過ぎると
だんだん滑りやすくなり風穴に近づくとロープもあります。

このコースも地図に危険のマークがありますがそれほどでもありません。
何度か滑りましたが尻餅をつくほどではありません。
大日ケ岳から斫石峠への下りは落ち葉で滑りましたが同じようなものでした。
危険のマークをつけるなら天狗岩のコースにもつけるべきではないかと思いました。

下りた近くに風穴がありロープが下がってましたが気味が悪いので入りませんでした。
風穴でまた大分のご夫婦の方と一緒になり岳麓寺分岐まで一緒に向かいました。
大船への分岐を過ぎすぐに上峠、岳麓寺分岐に着きます。


ここから私は上峠の方へ向かいました。
道がわかりにくいのではと思ってましたが、赤テープがあり分岐もないので迷うことはないと思います。
ただ、この道は下りではないかと思ってましたが途中から上にどんどん登って行きます。
歩きやすいとは言えない狭い道です。途中で残りのおにぎり1個でまた食事です。
そしてかわらもと(標識はカツラノモト)手前で一気に下ります。

黒嶽壮の人が言ってありましたが、上峠に行く人が時々間違えて来るそうです。
標識では風穴から下りてきた道の下を戻るような感じで下の道に向かうようになっています。

ここからは歩きやすい道で雨堤に着きます。
ここを通過しさらに進むと黒嶽壮分岐ですが標識は小さいです。
道路の中央付近の枝に赤いテープがぶら下がって、その10メートル程度先にテープと左に標識があります。

ここから黒嶽壮までわかりにくいです。黒嶽壮からはわかりやすいですが逆方向ははっきりしません。
方向さえ間違わなければどこでも歩けますので問題ありませんが、あまり下の方へは進まないことだと思います。

やっと出発地点の黒嶽壮に戻りました。
コースタイムですが私は写真を撮ったり腰痛もあり、膝も痛かったので
普通はもっと早く歩けると思います。
水は5本をほとんど飲みました。4本では不足だったと思います。

この付近の地名はわかりにくい所が多いです。
上台が「ウワダイ」か「カミダイ」か、大戸越が「オオトゴエ」か「ウトンゴシ」か
「カワラモト」か「カツラノモト」とか。黒嶽壮の人は「オオトゴエ」と言ってましたけど。

コースタイム 
黒嶽壮(06:35)-白水分れ(07:02)-露岩(07:43)-南方展望(08:27)-前岳(08:42)-岩ピーク(08:57)-上台ウツシ(09:22)-上台(10:25)-高塚700m標識(10:38)-高塚山(11:19〜11:44)-天狗分れ(11:54)-天狗岩(12:16)-天狗分れ(12:46)-シャクナゲ台(13:12)-風穴(13:32)-岳麓寺分岐(13:43)-かわらもと(15:30)-雨堤(15:52)-黒嶽壮分岐(15:58)-黒嶽壮(16:15)

歩行距離 8.3K  累積標高 1020m


天狗岩南斜面の直線の軌跡の所は登山道に近い所を歩いたような気がしますがはっきりしません。
トラックデータを見ると13:44から14:59まで飛んでました。山の陰で拾えなかったのかも。

下は上台から高塚へのわかりにくかった部分です。地図の登山道は少し違うのではと思います。


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号