山歩きの記録
           2008年4月11日 法華院温泉山荘・立中山
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めちゃくちゃ久しぶりの九重です。
高所恐怖症としてモンベルの人に勧められたのが立中山と扇ケ鼻でした。
今回は山の様子見も兼ねて最低限この二つは登るつもりで行きました。
余裕を見て今日は法華院温泉山荘に宿泊です。
長者原へはJRとバスを乗り継ぎ到着です。
法華院温泉山荘へは今から長者原を出発しますと電話で連絡をしました。

長者原ビジターセンターで道を聞きその裏の木道を歩きます。
雨ケ池の標識を見て左折、すぐに林の中の道となります。
標識がたくさんありますので間違うことはないと思います。
一箇所だけ下の写真の指山との分岐では雨ケ池も指山と同じ方向を向いているようですが
少し進んで戻り左の道に向かいました。


この先の方で下の写真の標識がありましたので、先は一緒になるのかもしれません。

沢を上りますが以前荒れたようでロープがたくさんあります。
ロープに沿って歩けば間違いありません。
荒れた沢を左に渡り、また右に渡ったりしました。
雨ケ池に近づくと開けた所にでます。ここから長者原を見下ろすことができます。


まもなく雨ケ池を通過します。


ここからしばらく背丈より高い潅木の中を歩きます。展望はあまり良くはありません。
荒れた所を通過し少し下ると開けた坊ガツル平原の大船林道に出ます。


ここから左に平治岳、大船、右に切り立った三股山、坊ガツルの向こうに中岳等が見えます。


ここで景色を眺めながら食事をしました。
しばらく林道を進むと坊ガツルキャンプ場への入り口を通過します。
そして今日の宿泊地の法華院温泉山荘が見えてきます。


山荘に着き受付に行くと、受付は午後2時からとのことで
時間があるので立中山に向かうことにしました。
普通の人なら大船か平治には登れる時間は充分にあります。
山荘前から鉾立峠に向かいますが、ここへの標識は「鉾立峠」であったり「くたみ分れ」と
なっていたりしますが、くたみ分れは鉾立峠の先なので同じです。
鉾立峠は右に白口岳への分岐、まっすぐはくたみ分れ、左が立中山です。


膝程度までの低い潅木やミヤマキリシマの間の道を登ると平坦な道となりすぐに山頂です。


ここからは正面に三俣山、その左下に山荘と諏蛾守越への道、左には白口岳、中岳、
右に大船が大きく見えます。



しばらくして山頂を出発し山荘に戻り受付を済ませました。
夕食と朝食付き、それに明日の昼用の弁当も注文しておきました。
部屋の番号と場所を聞き、登山靴はトレイをもらいそれに載せて
部屋の前に置くようになっています。部屋のキーはなしです。
今日の宿泊者は5人だけなのでそれぞれ個室です。
6畳程度ですが多い時はここに5人が入ることになるそうです。
一人1畳プラス荷物用として1畳。飛び込み客が多い時はもっと混むのかもしれませんが。
温泉に入るのはいつでもいいですとのこと、夕食は7時からとの事でした。

まだ早すぎるのでしばらく散歩することにしました。
少し寒い感じなのでセーターを着て出かけました。
坊ガツルのキャンプ場に行き、昔ここでキャンプしたことを思い出しました。
炊事場にはステンレス製の流しがあったり色々新しくなっていました。

キャンプ場先には平治岳、大船山の登山口があります。

三俣山への坊ガツルからの直登ルートの登山口を探しましたが見つかりませんでした。
  後で調べたのでは大きな案内板の所からのようで標識はないと書いてありました。
このルートは下から見るとどこから登れるのか疑うほどの急登に思えます。
翌日登った人に聞くと九重の中で一二を争うほどのきつい登りと言ってました。
およそ2時間程度散歩し山荘に戻りしばらく受付横の談話室で本を読んだりして過ごしました。
6時頃になると宿泊者も全員到着し7時にはこの場所で夕食です。
ご飯は大盛り、中盛り、小盛りを聞かれます。
私は中盛りとしましたがすぐに食べてしまいお代わりの注文です。
私だけではなく他の方もお代わりしてました。山では食欲がわくようです。

食事が終わるとこの談話室でしばらく山の話がはずみます。
まず最初は明日の天気、それからはもちろん山のことばかりです。
時間がたつのは早いもので9時近くなると売店を閉めますと言われます。
明日の朝食は7時ですとのこと。
あわてて夜食の缶コーヒーとパンを買いましたが、結局は熟睡して不要でした。
寝たのは9時20分頃だったと思いますが、こんなに早く寝たのは思い出せないほど昔のことです。
部屋に帰って電気をつけましたが暗くてあまり見えません。
消灯時間なのかと思い、時計を見る時はヘッドランプをつけました。
そして枕元にヘッドランプを置いて寝ます。
翌朝他の方と話しましたが皆さん同じように思っていて、談話室の電灯を調べました。
すると電球の下に電車のつり革のようなものがあり、そこに明るさ調整のスライドSWがあるのに気づきました。
消灯ではなかったようです。

眠れるかどうか不安に思いながら布団に入りました。
もちろん山を歩いた格好のままで布団の中です。
寝具は敷布団と掛け布団、それに毛布2枚です。
部屋に暖房はありませんが、廊下にはストーブが燃えていました。
トイレもきれいです。水洗でした。
おやすみなさい。

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6月のミヤマキリシマのシーズンはこの山荘はほとんど予約で満席だそうです。
3月から受け付ているそうです。
平治、大船はその頃混雑し、以前穴場だった扇ケ鼻も最近は混むそうです。

コースタイム 
長者原(10:50)-指山分岐(11:26)-雨ケ池(12:03)-法華院温泉山荘(13:10)

法華院温泉山荘(13:17)-鉾立峠(13:37)-立中山(13:54)-鉾立峠(14:21)-法華院温泉山荘

歩行距離 8.8K


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号)